2004年9月17日

赤字の圧縮には球団売却がベスト

合併による赤字額減少を説明=オ・近が交流試合実施案で試算-プロ野球(時事通信)

 オリックス、近鉄の両球団は16日、労組プロ野球選手会に交流試合実施を前提に、合併した場合と、存続した場合に分けた収支のシミュレーションを説明した。合併すると両球団の赤字は2003年に比べ、約48億円減少するとしている。
 03年の赤字はオリックスが37億円で近鉄が38億8千万円の計75億8千万円。2球団が合併し、交流試合をセ・リーグと1チームにつき12試合(本拠地6)行った場合、赤字額は約27億3千万円に減少する。1チームにつき6試合(本拠地3)の場合は約34億5千万円となる。
 存続した場合も両球団の赤字は減るが、2球団計では交流試合1チームにつき12試合で44億5千万円、6試合で57億4千万円となる。オリックスの小泉社長は「交流試合実施でも、大幅な構造改革がないと赤字が続く。しかし、統合のメリットがあるのは間違いない」と説明した。
「赤字額は、球団合併すれば27億円、合併しなければ44億円。だから合併した方が良い」――。まさか、こんな子供騙しの分析結果を出してくるとは思ってもいませんでした。合併しなければ赤字は1球団平均22億円、合併した場合よりも5億円も赤字が圧縮される(2003年と比べると54億円も減少する)んだから、新規参入を希望する企業に1球団を売却して、オリックスと近鉄で1球団を共同経営するのがベストという結論に達するのは、誰が見ても明らかでしょう。それを「統合のメリットがあるのは間違いない」だなんて、こんなヤツらが経営してるからダメなんだろうなぁと改めて思いました。それに、他球団の赤字額、プロ野球界全体の赤字額を出さないということは「近鉄とオリックスの赤字さえ減れば、他球団がどうなろうと関係ない」という思いが見え見え。まぁ、そんな数字を出しちゃったら合併を撤回せざるを得なくなるかも知れませんから、分かってても出さないんでしょうけれど。

交流戦で赤字は圧縮 合併2球団が収支発表(共同通信社)

 さらに、パが各選手の年俸を40%削減してセ、パ6球団ずつで交流試合を組んだ場合でも、年間赤字は20億円にも達するというシミュレーションが紹介された。オリックスの小泉隆司球団社長は「パは200億円赤字、セは50億円の黒字。この業界全体では150億円の赤字を抱えている。交流試合を入れてもまだ改善にはならないの」と慢性化している経営難を強調した。
あれれ、経営者側の皆さんは選手年俸の高騰が球団経営を圧迫してるとか言ってませんでしたっけ。プロ野球の選手年俸の球団支出比率はわずか20%なんですから、年俸を削減したって赤字の圧縮にはそれほど効果がないのは当然ではあるのですが。つまり、これまでの選手叩きは論外であり、球団経営が苦しいのは経営者側の責任、自らの無能さを認めている訳です。それなのに経営者側の態度が不遜で、謝罪の言葉がないどころか球団を消滅させるのに笑顔というのは、やはり事態を全く把握できてないということなのでしょうね。

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赤字解消を目的とする新オリックスが年俸が1億を超えそうな磯部、岩隈をプロテクトしようとし、彼らに拒絶された。 続きを読む

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