Sankei Webによると、楽天がTBSの発行済み株式の15~16%程度を取得して筆頭株主になったそうです。ここで気になるのが、両社ともプロ野球チームの親会社であるということ。
切込隊長BLOG(ブログ) - 楽天がTBS株式を大量取得、業務提携を申し入れ
さらには、同一資本系列内にベイスターズとイーグルスが入ってしまうという異常事態まで発生。楽天イーグルス、消滅の危機か。私としては、横浜ベイスターズも東北イーグルスも、球団合併というバカなことをせず、それぞれ地域に根ざした球団経営をしてくれれば親会社はどこでも構わない(というか、球団保有に耐えられないところや既得権益にしがみつきたいだけのところは、これまでの球界への貢献に感謝しつつ退場していただいて、もっと新しい血が入ってほしい)と思っているのですが、野球協約では以下のように定められています。
第183条(他球団の株式所有) 球団、オーナー、球団の株式の過半数を有する株主、または過半数に達していなくても、事実上支配権を有するとみなされる株主、球団の役職員および監督、コーチ、選手は直接間接を問わず他の球団の株式、または他の球団の支配権を有するとみなされる会社の株式を所有することはできない。つまり、野球協約上では「楽天野球団の株式の過半数を有する楽天が、横浜ベイスターズの支配権を有するとみなされるTBSの株式を所有することはできない」ということになっています。
ただし、オーナー、球団の株式の過半数を有する株主、または過半数に達していなくても、事実上支配権を有するとみなされる株主による他の球団の間接所有については、他の球団との利害関係が客観的に認められないと実行委員会およびオーナー会議が判断した場合は、この限りでない。
また、阪神電鉄の筆頭株主になった村上ファンド(M&Aコンサルティング)は西武鉄道の大株主でもありますから、「村上ファンドが阪神球団の支配権を事実上有するとみなされる場合は、西武ライオンズの支配権を有する西武鉄道の株式を所有することはできない」ということにもなります。さらに、村上ファンドの大口契約先の一つがオリックスだと言われていますから、「オリックス・バファローズの株式の過半数を有するオリックスは直接間接を問わず、西武ライオンズの支配権を有する西武鉄道や阪神タイガースの支配権を有する阪神電鉄の株式を所有することはできない」という事態になることも考えられます。
いずれも球団の株式を直接所有している訳ではないので「間接所有」ということになりますから、今後の実行委員会やオーナー会議で「利害関係が客観的に認められない」と判断されるかどうか注目ですね。
(13:20追記) 村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主になったことに関しては、どうしてあそこまでヒステリックに反対するんだろうと不思議に思いつつ、どちらかと言えば村上ファンド寄りで静観してます。なんだかよく分からないという方には、ひげいとうblogにも書いてありますが、広瀬一郎さんがスポーツ総合研究所Blogに書かれた「村上ファンド/阪神タイガース」「村上ファンド/阪神(第二弾)」を読まれることをオススメします。
(10/22追記) 西武ライオンズの親会社は西武鉄道ではなくコクドでした。ただ、村上ファンドはTBSの株も持っているようなので、西武ライオンズを横浜ベイスターズ、西武鉄道をTBSと読み替えてください。
商品名:人生ゲーム M&A
発売元:タカラ
対象年齢:15歳から
プレイ人数:2~4人
発売日:2005年9月29日
税込価格:2,990円(メーカー希望小売価格:3,780円)