香典返しは宗教・宗派により異なるけれど30~50日後が目安
香典返しは宗教・宗派により異なるけれど30~50日後が目安
香典返しは香典を渡してくれた葬儀の参列者に渡すお返しの品物であり、葬儀に参列してくれた感謝の気持ちと弔事が無事に終わったことを報告する役割を持っています。
悲しみを残さず不幸なことを繰り返さないようにという気持ちを込めて、食品や消耗品のような消えものを選ぶのが一般的です。
食品の中ではお菓子やお茶、海苔などが人気が高く、消耗品の中ではタオルや洗剤を利用する人が多いでしょう。
香典返しを渡すタイミングは宗教や宗派により異なるので、事前に周囲の人に確認しておくのがおすすめです。
忌明けの法要が終わった後1ヶ月以内を目安に渡すのが良いとされています。
仏式であれば49日の忌明けから1ヶ月以内程度ですが、キリスト教や神式などによって違いがあるので注意が必要です。
地域によっては後日ではなく当日香典返しを渡すのが一般的なケースもあるので、一人で抱え込まず周囲の人に相談しながら協力して準備するのがおすすめだと言えるでしょう。
浄土真宗の形式で葬儀をしたときの香典返しについて
浄土真宗の形式で葬儀を行った場合、どのような香典返しを用意すればよいのでしょうか。
原則としては、宗派によって内容を区別する必要はありません。
喪主が用意できる予算、あるいは故人の遺言に応じて決定するとよいでしょう。
香典返しの決定で悩んだときは、葬儀会社のスタッフや親族の年長者に相談するのが基本です。
香典の金額に応じて中身を変えることもあるため、複数の香典返しを用意する事例もあります。
そのようなときに活用されるのは、カタログギフトです。
葬儀の参列者に好きな品物を選んでもらうことが可能で、予算に応じて複数のカタログを用意することもできます。
葬儀会社のスタッフであれば、豊富なノウハウを活かしてアドバイスをくれるので安心です。
式典の参列者が多いと予想される場合は、香典返しの手配を早めに済ませるのが基本です。
仮に葬儀に間に合わないとしても、後日配送すれば失礼にはなりません。
その場合、告別式などの当日はお礼の手紙などを渡すのがマナーです。